昨夜、沖縄のローカル局（RBC）の放送で、
たまたまご覧になった方もいらっしゃるのでは？？

『記憶障害の花嫁　再期のほほえみ』という北海道放送制作番組

高校3年生になるという春休み、
交通事故の被害をうけ2か月半の間、意識不明になってしまう、
萩田つかささんという女性の方。

意識は回復するものの、頭に強い衝撃を受けたことで起きる
「高次脳機能障害」の症状のひとつ”記憶障害”となってしまいました。
（きのう起こったことすら、そのすべてを記憶しておくことができないそう…）

そんな”記憶障害”と診断されてからも、家族の献身的な愛情と
自身の「諦めない！」といった強い気持ちでリハビリを続け、
言葉を、体の動きを少し取戻しながら同じような障害を持つ人の
為にと、社会活動に励みました。

女性としての夢、結婚して子供も家庭も欲しいといった夢を
叶えるべく最愛の夫小柳さんとめぐり会い”新たな生命”も授かりますが

去年1月28日、男の子を出産後「急性妊娠脂肪肝」という病気で
お亡くなりになられたとの事でした。



そろそろ休もうかしら、、、と思いテレビを消そうとしたその時に、
たまたま姉と見たこのドキュメンタリー番組。
（映像は全てご本人をリアルに追いかけ撮影された物）

約1時間の内容でしたが、終わる頃には二人とも号泣、、、
こちらの、つかささんとおっしゃる女性の方は、
年の頃も私とちょうど同じぐらい。

とても考えさえられる物がありました。

障害を持つ方々に何が今必要なのか？
私達にどういった事が出来るのか？

といった事もそうですが、、、、

もし、当たり前と思う事が当たり前でなくなったら…

明日、自分の体が動かなくなる。
記憶がなくなる。

また、もしかしたらあると思っている明日が
無かったら…

そう考えると私達には今を生きる事。

もちろん、時として立ち止まり作戦会議の時間も必要な事も
あるのかもしれませんが。。。

ぐずぐず頭でっかちに、怖がって言い訳ばかり、
逃げてないで…

今こそやるべき事、やっておきたい事、出来る事。
沢山あるような気がします。

といったふうに、
見ていてとても力強く背中を押されたような気持ちに
させたれた番組でした。

気になって後から調べました所、
HBC北海道放送さんの制作番組で、北海道の方では
2011年12月29日に放送されたようです

更に、第36回JNNネットワーク協議会賞では、
報道・ドキュメンタリー部門の協議会賞を受賞されたよう

TBSのドキュメンタリーを紹介する番組でも放送されたのか？
バックナンバーがまだ残っていました。
http://www.tbs.co.jp/houtama/last/110703.html

私も以前、「伝える」というメディアとも関わりの深い
お仕事をしておりましたが、

やはりメッセージの発信源となるご本人の言葉、
例え言葉が無かったとしても、前向きに生きる姿勢を
真っ直ぐ放つようなコンテンツ（ドキュメンタリー）の力は、

どんなに作りこんで表現する世界よりも、
説得力もあるし、ズドンと深く胸に響くなと、、、、

テレビをみていて、久しぶりに心から感動しました

私も一日一日、悔いのないよう
らしい生き方をしよう