腰を痛めてしまったから。。。

プロダンサーなら、疲労に伴う
関節痛や体調不良等、

どうしてもあると思うのですが…

私は自身で、過信してしまう程
踊る体が丈夫な方で（多分。。）

自分で自然と、そのコントロール機能が働くのか？
昔から周りのダンサー仲間（同じような踊り、練習量の人達）
が、故障したり、怪我に泣くメンバーもいる中で

割と常に健康体

３０代を越えてから多少、以前よりも疲れを少し
引きずるなと感じる事はあっても

「足＆腰が痛くてその場で踊れなくなる」

なんて事はなかったんです。



それがっ。。。。。

子供達のレッスンをいつものように見ておりました
先週の火曜日。

HOUSEの基礎ステップで、腰を真っ直ぐ
床と垂直に膝をストンと曲げ伸ばししする
リズムステップを行っていた時に事件は起きました

「ピキーーーーン」

背骨の下辺りに稲妻のような激痛が走りました

「いったぁーーーーー」

これ以上動きがままならない痛さですが、
取りあえず肉離れのような症状？筋違いかしら？？？

と、少しずつ動きをフェードアウトさせて休憩を入れました。

その間、スポーツドリンクを口に入れて、少し腰回りを伸ばしてみたり、
ストレッチで良くなるかと試みるも、余計に激痛！！！！

もぅ、頭が真っ白

ちょっとした筋違いのような事は、これまでありましたが、
ここまでの強い痛み！
しかも、サンバ・ダンスで一番大事な、腰から脚に伸びる嫌な痛みって
経験した事が無かったので（しかも踊りの最中。。。）
恐怖で一気に血の気がひきました。。。。

が、

まだ後３０分も子供達のレッスンが残っていたので、
途中で投げ出すわけにもいかず
（あまり生徒や見学のご父兄に心配もかけたくなかったので…）

とにかく気持ちを落ち着かせて、
出来るだけ心配や迷惑をかけない程度にレッスンを続けよう
と、痛みをこらえ
明らかに痛みの元となりそうな激しい動きは
生徒さんにはこそっと、
「先生、ちょっと腰をひねってしまって
動きが小さくなるけど、いつものようにね」

と、伝えて
とてもとても長く感じたその日のレッスンを
何とか終える事が出来ました。

3ヶ月後に控えた「サンバコンサート」の件や、
また、子供達はこの春から入園、入学、進級等を控え
サンバとの係り方、レッスン参加について
其々課題もある様子で、
ご父兄の方からの相談や、いつものようにレッスン後
少しゆんたくしていましたが、

途中、あまりの痛さに
頭が回らず、あまり親身で丁寧な対応が出来ずに
申し訳なく感じたのですが…

その時の心境からすると、
終わった後も、本当に汗と言うよりは、
冷や汗が止まらない感じ

結局その日は、湿布をして早目に休むも
痛みで眠れない

ちょっと動かすと
「ビキッ」と神経を逆なでしてしまうようで

寝返りも打てず、また一旦寝ると
カラダを起こすのに一苦労！！！！

「あぁ、このままこの状態が長く続いたらどーしよーー
踊りどころか、要介護～～～」

しかも、以前風邪の時に出た全身の悪感？のような
気分の悪さも相成って、本当に最悪な状態のその日の夜

ソファにクッションを敷き詰めて
少しもたれかかるような丸まった姿勢で
ようやく少し仮眠がとれ、

翌日早々に、整形外科さんへ

このような腰の痛みが本当に始めてだったので
以前会社勤めの時に周囲の人達に多かった「ヘルニア」等、
背骨の異常で、完治まで時間のかかるものだったら
本当にどうしよ～～～～と、
不安でしょうがなかったので、取りあえずレントゲン等でも
見てもらいました。

診察の結果、
背骨やその間に異常は見つからず、ほっ。。。。
一先ずは安堵。。。

ですが、
ブラジル渡航（連日の激しい練習やロングフライト等…）
の疲れが充分にとれぬまま
特に、きき足の右側で日常生活やダンスも
こなしていたせいか？

特に右側に痛みが出てしまう

「仙腸関節炎」らしく。。。

しばらくは安静にして、
日常生活でも右側に負担がかかる動きを制限する
或いは、左もバランス良く使うように
心掛けてみて下さいと、
その日は電気治療をうけ、湿布薬と痛み止めをもらって
帰宅しました。

その日は、そのまま休めるスケジュールでしたが、
問題は明日、木曜日の子供達と大人のサンバレッスン

診察を受けた段階では、
本当にまだ痛みが酷く歩行もやっとだったので
姉に代行レッスンをお願いする方向で、相談はしていましたが

私の大好きなサンバ。。。
しかも、この木曜日は
久しぶりに大人の皆さんの参加も良さそうだったので
休みたくない！！！

また、会社勤めを辞め
お仕事も自己責任で、自営で行っているので
休んだ間の生活は
もちろん保障されません

もぅここは、
自分のカラダを信じて、自然治癒力に
まかせるしかない。。。

本来はブラジルで長く日常をあけていたので
やる事沢山なはずですが、
この週の真ん中は本当に大人しく過ごしました。

診断後の治療では、
かかりつけの「まえしろ鍼灸整骨院」さんに
大変お世話になっております

大事なステージの前後や、調整が必要な時には
本当にいつもお世話になっております
「まえしろ鍼灸整骨院」の真栄城先生や舟浮先生の丁寧な
治療のお陰で、

この１～２日で、思った以上に痛みがひき
軽く動かす事も可能になり
やり方を少し工夫すれば
レッスンも休みなくいけそうだったので、
特に生徒さんに連絡を入れる事なく
普段とおりレッスンをさせて頂きました。

子供達や大人の皆さんの踊る笑顔、真剣な表情
を見ていたら、休まずに良かった～～としんみり

こちらは、突然の激痛をおして。。。
頑張った火曜日クラスさんの模様

こうやって、腰を痛めてからの
先週一週間のレッスンを振り返っただけでも

好きを仕事にする事のリスクや責任感から、
それを越えた所にある大きな喜び、成長。。。

本当に色々な事を、
改めて考えさせられました。

特に木曜日のレッスンでは、
休もうと思えば、姉に代わってもらったり
休めたと思うんです。

しかし、自分が好きでやっている事を
例え一日でも、
簡単に投げ出したくはなかったし

このように少しだけ痛みをこらえて
頑張った結果、
皆さんがこんな笑顔で返してくれるなら

それが精神的には一番効き目が強い
治療薬となったような気がします

お陰様で、その後
週末は踊る事なくカラダを養生させたので
（ウズウズして、掃除とかはしてしまったけど…）
また今週も少しずつ元の調子に戻しながら
休まず指導が出来そうです

五体満足で踊れる事に
感謝の気持ちで2月最後も過ごしていきたいと思います