一度話はそれますが、、、

実は、

先月の9月は、まだ私の年齢では
このような経験はあまり無いのですが、


大好きだった親戚のおばさんが亡くなられたり、
つい先日、普段からお世話になっている方のお父様が亡くなられたりと
悲しい、寂しい出来事が続きました。


特に、生前から本当によく可愛がってもらっており
今夏も歌のCDデビューを大変喜んで応援してくれて

いつもテレビやラジオに出演するたびに
電話で感想をくれていた親戚のおばちゃんの訃報をきいた時には
さすがに、驚きとショックで…
とても、寂しい思いをしました。


と…

プライベートでも改めて、
人の命について、別れについて考える出来事があった中での
今回のカウンセリング。

「大切な方を亡くされた後の生き方」

がテーマとなるようなご相談がありましたので、
少しそちらのお話を綴りたいなと思います。

人との別れ（永遠の）は本当にいくつになっても
何度経験しても辛い物です。

ましてや、何十年も
いつも側にいた大切な大好きなご家族となると、
悲しみ、寂しさ、ポッカリと穴のあいたような喪失感。

ご本人だけにしかわからない、
他人の力でもどうしようも出来ない精神的ダメージ
はかり知れない物があると思います。

今回は、大切な方を亡くされ
これからまた新たな人生を歩んでいかれる
そのような方がお越しくださいました。


こんな事を言っては少し不謹慎かもしれませんが。
まず、ご本人と直接お会いしてとてもホッとしました。

表情も良く、とても強く温かいハートをお持ちの方だと
一目でその感じが伝わってきたからです

そして、初めに少しお話をさせて頂き
お亡くなりになられた方のお話になったとたん。
ふんわりとその気配が浮かび上がってきました。

実は、ご病気でお亡くなりだと伺ったので、
きっとお年が上の方なのかな？
と、思っておりましたら

とても明るく、行動力があるような雰囲気で
健康的な笑顔の素敵な、、、
私のイメージよりも年齢的には若い男性のお顔。

そして、終始幸せそうな笑顔！！

少し不思議に感じて、その後もお話をさせて頂きました所
やはり亡くなったその方なのだなと確信できたので

私が感じたなりのその様子をお伝えさせてもらいました。

後半は、いらして下さったご本人を主として、
メッセージカードも活用しながらより具体的な
今後のアドバイスをさせて頂きました。

お帰りの際の表情はよりスッキリと！活き活きとされ、
ご自分の中での疑問に対する確認であったり
気持ちの整理が少し出来たご様子で…

私も少しはお役に立てれたかなと
また第二の人生へ向けてゆっくり、確かに歩んでいかれる

凛としたお背中を明るい気持ちでお見送りをさせて
頂きました

今回は、これまで多かった
仕事、恋愛、対人関係、といった問題とはまた少し異なる

「亡くなった方」への思いを含めた
ご自身のこれからについてでしたので、

いつも以上にどのようなカウンセリングになるのか？
予測不可能な状態でしたが、

させて頂いて私なりに強く感じた事が…

やはり、亡くなった後も
しっかりと大切な人達、愛情を持った人達との
良い関係は、目には見えないけれど
続いて行くものであるなという事。

また、ご本人が思う以上に
亡くなった方は人生を一生懸命に全うした喜び。

このように大好きな方、愛情を寄せる方と過ごせた
幸せをかみしめて旅立たれるんだなと、、、

（今回は、そのような雰囲気を感じる事が出来ました。）


残された私達は
本当に本当に辛いのですが…
不思議な感覚です。


私ももうかれこれ
十年も前になりますが
大学生で父を亡くした時の事を今でもよく覚えてます。

本当に身近な、大事な人を亡くすと、
少し手荒な励まし？と思うぐらい、、、

悲しみに浸る間もなく
法的な事から、故人の身辺整理
様々な手続き、法事と…
やるべき事に追われます。
心身共に疲労困憊になります。

中には、特に沖縄は特有の伝統文化から

「あれをやっておいた方が良い」

「これはこうする方が良い」

「故人もそれを望んでいるはず」

等、

残された人達の不安定な状況に更に
重しをかけるような、、、
（心身の重さだけでなく、金銭面も含め…）

あれやこれやと仰る方もいらっしゃると思いますが、
これらの事も全て、、、
結局は残された人達の気持ちの問題です。

亡くなった方の思いがあるとすれば、
ほとんどの場合は…

一緒に生きた、大好きな人達が笑顔で
前へ前へと、よりよい人生を生きる事。

この思い一つではないかなと思います。

今を、
形あるものに囲まれた日々を生きる私達は

どうしてもその形ある物を残そう、残したい、
でなければ不安で仕方ないと思ってしまう物ですが

また新たな人生

ステージへと進む為には、その後もまた
沢山のモノを得て、進んでいくわけですから

しっかりと、新しい物も受け止める準備を
辛くてもしていかなくてはいけません。


焦らず。一つ一つ、一歩一歩
ご自分のペースで、
また前を向いて、次の扉を開き
歩まれて欲しいなと思います。


最後になりましたが…
記事トップのお写真の可愛らしいお花

一度花を咲かせ、そこからしばらく
葉っぱばかりになったり、葉も黄色くなったり…
少し枯れたかのように見えたり、、、

もう一度しか咲ききれないのかもしれないなと
諦めていた時に

見事に、一気に花を咲かせてくれました
しかも最初の開きよりとても綺麗に見事に
花開きました

きっと、
残された私達の人生も同じように

時がとまってしまったかのように見えて
着々とまた次へ向けて動き出しているわけです。

時間をかけながら、ゆっくりと
明るい花を咲かせていきましょう